東日本大震災上海で森ビル上海環球金融中心で追悼ライトアップ北京、香港でも黙とう
東日本大震災から1年となった11日、中国・上海では、森ビルが建設した国内最高層ビル「上海環球金融中心」(高さ492メートル)で、追悼の思いを込め、通常の青ではなく白を基調としたライトアップが行われた。
同ビルで開かれた日本総領事館主催の追悼式には、南京事件を否定した河村たかし名古屋市長の発言を受け同市との関係が悪化している南京市からも人民対外友好協会幹部が出席。在留邦人ら約200人と共に黙とうをささげた。
北京では、全国人民代表大会(全人代)開会中で集会への規制が厳しい中、在留邦人有志が呼び掛けた被災地を支援するチャリティーイベントが開かれた。
中国人を含め500人以上が参加し、地震発生時刻に黙とう。ホテル勤務の張捷さん(31)は「1年たっても悲しくなる。被災地の人たちに頑張ってと伝えたくて参加した」と話した。香港でも同時刻に、日本総領事館が開催する大震災関連の写真展会場で、隈丸優次総領事が参観者らと共に黙とうした。
一方、浙江省杭州で同日行われた中国サッカーリーグの杭州緑城の開幕戦では、前日本代表監督の岡田武史監督の提案で計画されていた黙とうが、河村市長発言の余波で中止された。
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