11月に就航した長崎-上海を結ぶ航路の第1便の乗船者を対象に県が実施したアンケートで、船を下りる前の船内での待機について「不満」と答えた日本人の割合が7割を超えるなど、同航路に対する厳しい声がさまざまに寄せられていたことが分かった。
アンケートは、本格就航に向けた課題を把握するため、旅客船「オーシャンローズ」の設備や船内のシアターでのプログラム、入出国手続きなどについて「満足度」などを質問。往復の乗船客延べ393人に対し、質問票を郵送するなどの方法で調査し、187人(日本人153、中国人34)が回答した。
日本人に対する質問のうち、「下船時の船内での待機」は71・7%が「不満」と回答。下船を促す放送の後、実際に下りるまで約40分かかったことなどに対し、「待ち時間の見込みを知らせるアナウンスや、状況説明が必要」と改善を求める意見が寄せられた。また、乗下船時に利用する長崎港松が枝ターミナルのタラップは61・6%が「不満」とし、「高齢者や身体の不自由な人に対応できていない」などの指摘があった。
往路、復路とも約30時間となった「船内の滞在時間」を「不満」と答えたのは40・9%。いずれも霧による一時停船、出港遅延のため約2時間半~3時間到着が遅れ、「30時間は長い」「出港遅れをカバーしようとする努力が見えない」という声が上がった。
往復で計16プログラムを実施した船内イベントは、中国の伝統芸能「変面」「二胡(にこ)演奏」などの評価が高かったが「講演が多く、堅い印象」「観賞だけでなく体験できるものを」という感想もあった。
一方、中国人は全体的に高評価で「滞在時間」「乗下船時の状況」なども70%以上が「満足」と答えた。
永川重幸県企画振興部長は「特に下船時の状況改善が課題。関係機関と協力し、時間短縮を図りたい」と話している。
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オーシャンローズ号の満足度 |
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匿名
Guest
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往復でいくらなんでしょうか?