2月29日就航した長崎市と中国・上海市を結ぶ上海航路の旅客船オーシャンローズ号は、濃霧のため1日午後11時(日本時間)現在、到着地の上海国際フェリーターミナルまで約150キロの長江河口で停船中。ツアー客ら約230人は予想外の事態に戸惑いつつも、船内コンサートなどを楽しみながら到着を待った。
ローズ号は午後8時半の定刻到着を目指し航行していたが、海上に立ち込める濃霧のため午後3時ごろから、上海市政府の指示でアンカーを打って停船。運航するHTBクルーズは船内放送で到着の遅れを伝え、港湾の管理先に24時間対応での受け入れを要請。乗客らは宿泊先への連絡などに追われた。
9階建てのローズ号は7~9階に客室、レストラン、免税店、バーラウンジ、小ホール、土産品店などを整備。乗客らは臨時営業されることになったフードコートで食事をしたり、バンド演奏、マジック、バーラウンジなどで待ち時間を過ごした。
夫婦で乗船した水田紘一さん(68)=福岡市=は「別のクルーズでも、霧で到着が遅れた経験があり、仕方ない。船旅の醍醐味(だいごみ)と考えて、ゆっくりと船内を楽しみたい」。HTBクルーズの小野秀一社長は「安全航行に万全を尽くしたい」と話した。
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