日中国交正常化40周年を記念した大型イベント「スーパー夏祭り」が1日、2日間の日程で北京市中心部の朝暘公園で開幕した。沖縄・尖閣諸島の領有権をめぐり日中対立が深まっており、中国当局は会場周辺に大勢の警察官を配置し、厳重な警戒態勢を敷いた。
あいさつした丹羽宇一郎駐中国大使は、国交回復後40年の日中関係の歴史を振り返った上で、「両国民の心の絆が深まり、さらに関係強化を願っている」と述べたが、尖閣問題や公用車襲撃事件に触れなかった。
開幕式には経団連の米倉弘昌会長や、中国文化省の趙少華次官ら両国の政財界の要人が多数出席した。
イベントでは日中の獅子舞の共演や、沖縄の舞踊や少林寺の武術など両国の伝統芸能のほか、東日本大震災の被災地の芸術関連団体が、中国の復興支援への感謝の気持ちを込めて、盛岡さんさ踊りや仙台すずめ踊りなどを披露した。
会場周辺には、多数の私服警察官が警戒し、公安車両数十台が配置された。出入り口では入場者の持ち物がチェックされ、事前に入場券を申請しなかった若い女性グループが入場拒否された場面もあった。
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厳戒下北京朝暘公園で日中国交正常化40周年を記念するスーパー夏祭り |
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