中国も不法滞在者がふえているな
香港の地元テレビなどの報道によると、中国・広州市中心部で15日午後、警察が不法滞在の取り締まり中にアフリカ出身者がビルから転落して死亡する事件があり、仲間のアフリカ出身者100人以上が派出所を取り囲むなどして抗議した。数百人の警察官が動員され、付近の道路が一時封鎖された。
現場は、広州駅そばの衣料品や雑貨などの卸売市場が集まる地域。近くには、買い付けに来たアフリカ人らが多く住むアパートがある。中国当局は、不法滞在者の取り締まりを強化していたという
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中国不法滞在者が騒乱を |
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匿名
Guest
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事の発端は、ヤミ両替の摘発だった。警察官が広州市越秀区の広園西路にある服飾テナントビルをパトロール中に、あるアフリカ国籍の男性がヤミ両替をしているのを発見、警察に気づいた男性は窓ガラスを破り飛び降りようとして背中にガラスの破片が刺さり負傷したところを取り押さえられた。また、現場に居合わせた3人の男性も窓から約4メートルの高さを飛び降りて2名は逃走、1名は着地に失敗して重傷を負った。警察は救急車を呼んでこの2名を病院へ搬送させたが、その間派出所前に黒人達が大勢押し寄せて3時間ほど留まり、付近の交通をマヒさせた。最終的に数百人の警官を動員した警察側と滞在者側の代表数名が交渉することとなり、群集は解散したという。双方に大きな衝突は発生しなかった。集まりに参加した人の中には「警察が来たために18メートルの高さから飛び降りて1人死んだと聞いた」と話す人もおり、情報が錯綜していたことが大挙の背景にあったようだ。
広州市では市場の開放が進んだ1990年代末より商売目的で滞在するアフリカ人が増加し、中国製の日用品をアフリカへ輸出しているという。現在では市内の各地に「アフリカ街」ができるほどに勢力を伸ばしつつある。当初は商売経験があり言語スキルも持っていたプロの商人がほとんどであったが、最近は素人がやってきて商売するケースが多くなったという。また、ビザ取得が難しいヨーロッパへの移住を断念し、中国へやってきて生活をするアフリカ人も多いという。警察の調べで、負傷した2名の男性はそれぞれパスポート紛失、ビザ切れと「不法滞在」の状態にあった。
今回の事件の発生と、滞在する外国人が増加している件についてコメントを書き込むユーザーは多く、「遅かれ早かれこういう事件は発生すると思っていた」「外国人でも法律を守ってもらわなければ。さもなくば歴史を繰り返すことになる」「不法滞在している外国人は追い返し、犯罪者はわが国の法律で処罰すべきだ」「中国は発展途上国であり、難民収容所ではない」という外国人滞在者の管理強化を求める意見がほとんどであった。外国人、特にアフリカ人の増加に伴う外国人管理や治安の維持はかねてから広州市の課題として指摘されていたが、今回の事件により早急な対応を迫られることになりそうだ。