雲南省(うんなんしょう)は豊富な自然資源に恵まれ、「植物の王国」、「動物の王国」、「非鉄金属の王国」、「漢方薬材の里」という美名がある。中国の最西南部国境地帯に位置し、北回帰線が雲南省南部を横切っている。南部でベトナム、ラオスと国境を接し、南部から西部にかけてミャンマーと接する。北西部はチベット自治区、北部は四川省、北東部は貴州省、東部は広西チワン族自治区と接する。雲南省は古代、滇の国の疆域に属したことから、現在も略称が滇となっている。春秋時代、楚の国が支配し、そのまま滇と呼んだ。漢代は益州に属す。三国時代、劉備の蜀の国の支配下となる。唐代には剣南道となり、五代のころ、独立国家大理国が成立するが、最終的に宋を迂回攻撃する元の太祖フビライに滅ぼされる。明代には雲南布政使司、清代には雲南省が置かれる。現代に入り日中戦争の後期、インパール作戦の影響で雲南省にまで日本軍が兵を進めた。米軍に訓練された中国軍により、部隊(龍兵団)1280人全員が玉砕した。
雲南省は中国少数民族の最も多い省で、全国56の民族のうち、雲南には25ある。雲南の総人口は4144万人で、少数民族が38.07%を占めており、イ族、ペー族、ハニ族、チワン族、タイ族、ミャオ族、リス族、回族、ラフ族、ワ族、ナシ族、ヤオ族、チベット族、ジンポー族、プーラン族、プミ族、ヌー族、アチャン族、ジーヌオ族、蒙古族、トーロン族、満州族、スイ族、プイ族など20余りの民族の人口はいずれも8000人を超えている。
料理
過橋米線、ペー族の魚鍋、汽鍋鶏
特産
プーアル茶、白薬や三七などの漢方薬、宣威ハム、大理県の大理石、騰沖の玉など。
世界文化遺産
麗江古城(1997年、世界文化遺産)
雲南三江併流群(2003年、世界自然遺産)
中国南方カルスト(2007年、世界自然遺産)
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