大型連休だからね
儲ける時に儲けないと
海南省三亜市は、冬でも泳げる白砂のビーチがある中国きってのリゾート地だ。春節(旧正月、2010年は2月14日)に伴う連休中は、各ホテルが宿泊料金を値上げ。しかし、サービスの質が伴わない商売に、利用客から強い不満が出た。16日付で中国新聞社が報じた。
三亜市内のホテルの宿泊客によると、通常は200元(16日為替レートで約2600円)強の宿泊料金が、1500元(1万9700円)だった。ツインの部屋だったが、水道や排水に問題があったので部屋を変えるよう求めたが「満室」と断られた。「料金は最高級の5つ星ホテル並み。サービスは1つ星。こんなことで、リピーターがいると思うのか」と、不満を隠さない。
「満室」には、からくりがある。旅行会社が「フリー・ツアー」の客などのためとして、部屋を買い占めたのだ。旅行会社も、高額料金の設定で利益を確保できる。ホテル側も、売り上げを事前に確定できる。実際には満室ではないので、個別の部屋で客側から不具合の主張があった場合、部屋交換は可能なはずだが、面倒なので対応しなかった可能性が高い。
三亜市には、輸出入品を免税販売する大型小売施設がある。観光業活性化のための特例措置で、地元や広東省の製造業者にも経済効果を及ぼすと期待されている。しかし旧正月の連休が始まっても、店舗は「閑古鳥」状態で、2009年夏のシーズンとは大違いという。近隣のゴルフ場も同様の状態。ホテルの宿泊費があまりにも高額なので、観光客も金を使うことを避けているとの見方がある。
今回の連休では、ホテルと旅行会社の「目先の利益」を最優先した商法が目立った。小売店やその他の観光スポットは痛手を受け、地元全体としては「得した」と言いがたい。ホテルなどにしても、悪評が広まったことで、長期的に見ればリゾートとしてのブランド価値を低下させたことになる
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海南島のホテルははボッタクリばっか |
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