中国合資、合作、独資企業の比較

比較項目

中外合弁企業

中外合作企業

独資企業

1.経営形式

株式制の合資経営。    各投資側の出資割合を計算。

契約式の合作経営。     それぞれの出資割合を計算しない。

100%外商出資。 自主的に出資自主的に経営。

2.法律依拠

<中外合資経営企業法>及びその実施条例

<中外合作経営企業法>

<外資企業法>

3.法人地位

中国の法人とする。董事会は企業の最高権力機関である。

中国の法人を設立することができるし、独立の法人を設立しないこともできる。中外双方は各自の法人身分ンを以って業務を行う。

中国の法人

4.管理形式

双方共同経営。董事会の指導のもとの総経理責任制を実行する。

管理形式は多様化。董事会或は管理委員会を設立でき、又は合作の片方或は第三者を委託し管理を行う。

外商より管理形式を決める。

5.投資構成

合資双方は現金、実物、工業財産権及び専有技術などで値踏み、投資をして株を計算できる。中方は土地使用権を以って投資して株を計算することもできる。外商の出資割合は25%より低いわけにはいかない。

一般的に、中国側は土地使用権、資源開発権利、工場、施設、労務などの提供を合作条件とする。外国側は資金、技術設備、材料などの提供を合作条件とする。以上はいずれも値踏みして株を計算することができない。

100%外商出資。

6.収益分配

中外双方は出資割合によって利益を分配、損失リスクを負担する。契約書は外商の利益率を保証しない。

契約書における決めた比率によって利益及び製品を分配する。契約書は外商の収益を保証することはできる。

外商は自分で分配する。

7.投資回収

合資企業の双方は共同経営期投資金を回収するわけにはいかない。経営で得た配当金及び企業経営済み決算後に出資割合に応じて得た剰余資産で投資金を回収する。

固定資産の加速減価償却及び利益分配比率の拡大等の方法で投資金を回収する。一般的に、合作期間が満了の時は全ての資産も値踏みしない。無条件で中方の所有になる。

外商投資者は自分で利益を享有する。

8.責任を負担

社外に対しては、企業全部の財産で債務償還責任を負う。合資企業の各投資側は各自の登録資本金を限りとして責任を負う。

法人を設立した場合は、企業全部の資産を限りとして社外の債務償還責任を負う。法人を設立しない場合は、一旦債務が生じた時に各合作側が利益の分配率に応じて債務を分配と償還する。

外商投資者は損益について自分で責任を負う。

9.満期資産分配

登録資本金の割合に応じて資産簿価を分配する。

資産簿価は無償で中方の所有になり、又は割合に応じて分配する。

資産簿価は外商投資者の所有になる。

中国における現地法人の登記に関する説明

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