2009年 7月 28日
新型インフルエンザ: 香港政府の新しい措置及び香港・マカオの状況等
新型インフルエンザ: 香港政府の新しい措置及び香港・マカオの状況等
1.香港
(1) 学校の開校日程と閉鎖措置の緩和
20日、香港政府は、域内全ての幼稚園、小・中学校、高校等が、新(秋)学期予定日通りに学校を再開できる旨発表しました。新学期開始後、校内でインフルエンザ(新型インフルエンザを含む)が流行した場合、衛生防護センターが、個別の状況に照らして休校措置(原則7日間)を勧告します。休校措置となりうる条件は以下のようなものがあります
(イ) 児童・生徒の発病率が10%超過、入院率が1%を超過した場合。
(ロ) 2名以上が集中治療室に入院した場合。
(ハ) 健康問題に異常のなかった児童・生徒が死亡した場合等。
(2) 新たな治療方針
20日、香港政府病院管理局は、新たな治療方針を発表しました。当館で調べたところ、概要は以下のとおりです。なお、これらの措置は今後の状況によって変わる可能性があります。
(イ) 新型インフルエンザ感染が確認された場合は、症状が軽微であっても、原則、タミフルが処方されます。
(ロ) 高リスク患者には原則次のような措置がとられます。
・慢性疾患、免疫系統疾患、肺炎症状のある人、また、インフルエンザが流行した老人ホーム在住の人については、新型インフルエンザの検査結果が出ていなくてもタミフルが処方されます。
・2才~6才の子供、喫煙者、肥満者は、検査結果が出ていなくても、医師の判断によりタミフルが処方されます。
・嬰児、妊婦で、インフルエンザの症状がある場合は、検査の結果陽性反応が出た場合、医師の判断により、タミフル又はリレンザが処方されます。
(ハ) 6月14日付当館HPでお知らせした8カ所のインフルエンザ指定診療所は、8月17日より、慢性疾患患者への治療を再開します。新型インフルエンザ感染者と一般患者の診察室は分離されます。
(3) 香港政府発表によれば、新型インフルエンザ感染者数は、23日午後2時30分現在総計2207人になりました。
(4) 香港政府衛生署衛生防護センターは、新型インフルエンザ関係のホットラインを開設しております(電話番号:(852)2125-1111(英語、広東語))。
2.マカオの状況
(1) マカオ政府の発表によれば、新型インフルエンザ感染者数は、23日夜現在、総計143名になりました。
(2) マカオ衛生局は、新型インフルエンザ対応を行うため、疾病予防24時間ホットライン((853)―2856―1122(英語、広東語、北京語))を設置しております。
3.中国本土の検疫体制等の変更
(1) 中国政府の新型インフルエンザ対策の変更
中国衛生部は、新型インフルエンザの対策を一部変更する通知を公表しました。ポイントは以下のとおりです。
(イ) 感染者との密接接触者に対する医学観察は、これまでのホテル等の指定場所ではなく自宅で実施する(旅行者等の自宅がない者は、引き続き指定場所で実施)。
(ロ) 感染者と同じ飛行機に乗っていた場合の密接接触者の範囲は、感染者の左右1名と前後の座席各3名ずつとする(これまでの前後3列より縮小)。
(ハ) 感染者のうち、症状が軽症で併発症のない患者については、自宅での隔離治療が可能になる。ただし、具体的な対象者は、各省の衛生部局が、感染状況や医療機関の状況を考慮して定める。
(2) 機内検疫の中止
中国国内日系航空会社の情報によれば、新型インフルエンザ対策として実施されてきた機内検疫は中止されたとのことです。その他の措置(入国時の健康申告カードの記入、サーモグラフィーによる発熱チェック、発熱或いは急性呼吸器症状のある者に対する指定医療機関で検査及び治療)については現在のところ変更ありません。
4. 当館では、夜間代表電話番号((852)2522-1184)を通じたご案内のほか、新型インフルエンザについて、在留邦人・旅行者用24時間ホットライン((852)9267-2311)を開設しておりますので、お気軽にご利用ください。
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